建物とビジネスマンのシルエット

現在非正規で雇用されている人の中には、正社員で働くことを目標にしている人もいるでしょう。では、非正規と正規雇用とでは具体的に何が違うのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

正社員と非正社員の給料格差

厚生労働省が2015年に発表した、2014年の国民生活基礎調査で非正規社員の割合が男性約22%、女性約57%と判明しました。特に1990年代後半から2000年代の初期に学校を卒業した人達は就職氷河期にあたり、正社員として就職できずに非正規社員として働く割合が高いと言われています。2010年の厚生労働省の調査では1ヶ月の賃金支給総額が正社員は20万円~30万円の層が一番多く、約36%を占めています。正社員は30万以上40万未満約25%、40万以上50万未満が約13%となっています。非正規社員で最も多いのが10万以上20万未満で約43%です。10万円未満が約35%で、非正規社員は約8割が月収20万円未満です。正社員の約8割が20万円以上なのでこの差は歴然としています。非正規社員の中には働く日数・時間が短いパート・アルバイトも含まれます。そこで次に男性の正規・非正規社員の給料を比較してみます。月収40万円以上は正社員は約28%、非正規社員は約9%です。非正規男性で最も多いのは10万以上20万未満で約40%です。10万円未満を含めると20万円未満は約59%。非正規は6割が20万円未満の月収です。正社員男性で20万円未満は約6%。圧倒的な月収の差になっています。非正規の雇用形態ごとに見ていくと、契約社員、派遣社員ともに10万以上20万未満が約45%を占めます。パートは10万円未満の層が約51%と最も多くなっています。正社員で20万以上30万未満が約36%なのでやはり、正社員と非正規の差は大きいです。派遣社員は専門的スキルや実務経験が少ないと、年齢が上がるにつれて派遣先が少なくなる傾向があります。若いうちに、専門的スキルを身につけておかないと、中年以降に転職する場が圧倒的に少なくなります。