建物とビジネスマンのシルエット

現在非正規で雇用されている人の中には、正社員で働くことを目標にしている人もいるでしょう。では、非正規と正規雇用とでは具体的に何が違うのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

高い打ち込み度や正社員に限らず有給休暇がある

労働基準法では、有給休暇が制度として認められています。
会社によっては、独自に、就業規則の中で、結婚休暇や忌引き休暇などを定めているところもあります。
これは、給与の支払いが伴っているかどうかは別問題です。
つまり、休暇を認めるけれど給与は支払わない、ということでも問題はありません。
本来は出勤日であるにもかかわらず休むことを認めるが、欠勤扱いにはしないということなのです。
具体的には、賞与計算をする場合に、結婚や忌引で休んだ分は出勤扱いになるので、不利にはならないことを意味しています。
もっとも、大半の企業では、従業員の仕事への打ち込み姿勢を高めるためにも、結婚や忌引の休暇は給与支払いの対象としているのが実態です。
なお、働く側の都合で休んでも、法律でもって給与支払いが約束されているのは、有給休暇だけです。
また、産前産後休暇や育児休業に関しても、会社が給与を支払うか、支払わないかは、法律では規定をしていません。
ただし、混乱を避けるために、ほとんどの会社では、就業規則で、それらのケースが有給か無給かを明確に定めています。
業務への熱心な打ち込み姿勢を高めるために、多くの会社は、福利厚生に力を入れていますが、休暇の付与に関しても、社会通念に合わせた形で、給与を支払う形にしているケースが増えてきました。
ちなみに、有給休暇は正社員だけに与えられるものではありません。
パートやアルバイトであっても、週1日勤務であれ、1日2時間勤務であれ、有給休暇は与えられるのです。
よく、正社員、あるいは、フルタイム勤務だけしか権利がないと誤解している人がいますが、これは明確な間違いです。
また、勤務への打ち込み方が充分でないから与えない、という性質のものではありません。
法律でもって定められた、正社員のみならず全労働者の権利なのです。